はじめに
会社売却(M&A)を検討している経営者の中には、
「工場や土地は売却価格に含まれるの?」
「古い設備でも評価されるのだろうか?」
と疑問を持つ方も多いでしょう。
会社が保有する設備や不動産は、企業価値を構成する重要な資産です。
今回は、会社売却における設備や不動産の評価についてわかりやすく解説します。
設備や不動産は企業価値を構成する資産
会社が保有している資産には、
- 土地
- 建物
- 工場
- 機械設備
- 車両
- 倉庫
などがあります。
これらは会社の貸借対照表にも計上されており、
会社売却時の評価対象となります。
帳簿価格と実際の価値は異なることがある
設備や不動産は、
会計上の帳簿価格と市場価値が一致するとは限りません。
例えば、
何十年も前に購入した土地が現在では大きく値上がりしているケースもあります。
反対に、
古い設備は帳簿上の価値が残っていても、
実際にはほとんど価値がない場合もあります。
そのため、実勢価格も踏まえて評価が行われます。
買い手は「使える資産か」を重視する
買い手企業は、
資産があることだけではなく、
実際に事業で活用できるかを重視しています。
例えば、
- 現役で稼働している設備
- 定期的にメンテナンスされている機械
- 利便性の高い立地の工場
などは評価されやすい傾向があります。
逆に、
使用されていない設備や老朽化した建物は、
評価額が低くなることがあります。
不動産を会社に残すかどうかも検討できる
会社によっては、
土地や建物を会社から切り離して、
別会社や個人で保有するケースもあります。
一方で、
事業運営に欠かせない不動産は、
会社と一緒に引き継ぐ方が買い手にとって魅力的な場合もあります。
どの資産を売却対象とするかは、
M&Aのスキームによって異なります。
日頃から資産管理をしておこう
会社売却を見据えるのであれば、
設備や不動産の管理状況も重要です。
例えば、
- 固定資産台帳の整備
- 登記情報の確認
- 修繕履歴の保管
- 設備点検記録の管理
などを行っておくことで、
買い手への説明がスムーズになります。
設備だけでなく収益力も重要
設備や不動産は重要な資産ですが、
それだけで企業価値が決まるわけではありません。
買い手は、
- 安定した売上
- 利益
- 顧客との取引実績
- 将来の成長性
なども含めて総合的に評価します。
資産と収益力の両方が備わっている会社ほど、
高い評価を受けやすくなります。
まとめ
会社売却では、
工場や設備、不動産も企業価値を構成する重要な要素です。
ただし、
評価されるのは資産の「保有額」だけではなく、
実際に事業で活用されているかどうかも重要になります。
会社売却を検討している場合は、
資産の状況を整理し、
専門家へ相談しながら進めることで、
よりスムーズなM&Aにつながるでしょう。
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