はじめに
会社売却(M&A)を検討している経営者の中には、
「まだ入金されていない売掛金はどうなるの?」
「買掛金や未払いの請求は誰が支払うの?」
と疑問に思う方も多いでしょう。
売掛金や買掛金は日々の事業活動で発生する重要な資産・負債です。
今回は、会社売却時の売掛金・買掛金の取り扱いについて解説します。
売掛金とは?
売掛金とは、
商品やサービスを提供したものの、
まだ代金を受け取っていないお金のことです。
例えば、
- 納品済みの商品代金
- 月末締め翌月払いの請求
- 請求書を発行済みの売上
などが売掛金に該当します。
会社にとっては将来入金される予定の資産です。
買掛金とは?
買掛金は、
仕入先などから商品やサービスを受け取ったものの、
まだ支払いをしていないお金のことです。
例えば、
- 商品の仕入代金
- 外注費
- 材料費
などが含まれます。
会社にとっては将来支払う予定の負債となります。
株式譲渡では会社とともに引き継がれることが一般的
株式譲渡による会社売却では、
会社そのものが存続するため、
売掛金や買掛金も会社の資産・負債として引き継がれることが一般的です。
取引先との契約や請求・支払いの流れも、
通常どおり継続されるケースが多くあります。
事業譲渡では契約内容の確認が重要
事業譲渡では、
どの資産や負債を引き継ぐかを契約で定めます。
そのため、
売掛金や買掛金が引継ぎの対象になるかどうかは、
契約内容によって異なります。
どの債権・債務を承継するのか、
事前に整理しておくことが重要です。
正確な会計管理が企業価値につながる
買い手企業は、
売掛金や買掛金の金額だけでなく、
管理状況も確認します。
例えば、
- 回収できない売掛金がないか
- 支払い遅延がないか
- 会計帳簿が正確に管理されているか
なども評価対象となります。
日頃から適切な会計管理を行っている会社は、
買い手からの信頼も得やすくなります。
売却前に債権・債務を整理しておこう
会社売却をスムーズに進めるためには、
売掛金や買掛金の内容を整理しておくことが大切です。
例えば、
- 回収予定日を一覧化する
- 長期間未回収の売掛金を確認する
- 未払いの請求書を整理する
- 取引先ごとの残高を把握する
こうした準備を行うことで、
デューデリジェンスも円滑に進みます。
まとめ
会社売却では、
売掛金や買掛金も重要な資産・負債として取り扱われます。
特に株式譲渡では会社とともに引き継がれることが一般的ですが、
事業譲渡では契約内容によって異なるため、
事前の確認が欠かせません。
日頃から正確な会計管理を行い、
債権・債務を整理しておくことが、
スムーズな会社売却につながります。
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